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火気使用/防炎対策


文化施設を含む公共施設や商業施設などの人が集まる場所では、火災防止のため条例等で火気の使用や危険物品の持ち込みに制限が設けられていることがあります。

例えば東京都では、劇場・百貨店・屋内展示場・飲食店・スタジオ・ホテル・地下街・重要文化財・駐車場・高さ100m以上の建築物・駅舎・空港などが対象となっており、「喫煙」「裸火の使用」「危険物品の持込み」が禁止されています。ただし、所管の消防署への申請により火災予防上支障がないと認められた場合に限り、これらの禁止行為の「解除承認」を受けることができます。

カセットコンロを使用した調理ワークショップ、焚き火を伴うイベント等、該当する催しを行う際にはあらかじめ消防署へ相談、必要な申請を行い安全に実施できるよう心がけましょう。

また消防関係では、仮設でも展示物、カーテン、敷物などが防炎防火対象物となり、防炎素材・製品の使用や、設置方法に注意が必要になる場合があります。懸念がある際には事前に専門家の判断を仰いだり、消防署に相談したりするのがよいでしょう。


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