実施報告や評価・検証のためには、適切な内容・手法でアンケートや来場者の人数カウント等を行う必要があります。
アンケートは結果をどのように集計、分析して使用するのかを想定し、回を重ねるイベントであれば比較もしやすい内容で項目を作成することはもちろん、多様な方に回答をしていただけるようお声がけを行なったり、回答特典を用意したりするなどの工夫をすると良いでしょう。アンケートを用意するだけでなく、直接インタビュー等を行うのも有効です。
また来場者だけでなく、イベントへ直接・間接的に携わった方々向けのアンケートを用意し、課題や成果、エピソードを聞く。イベント開催時や、開催後に座談会等を行い、課題と成果を振り返る形式も良いでしょう。
人数カウントについて、チケット等の販売を伴うものであれば実数の把握はしやすいはずですが、無料で公開される催しなどについては配布物の数量を目安にする。目視、あるいはセンサー機器等を用いて数えるなどの工夫が必要です。複数の会場や催しにより構成される内容であれば、延べ人数とするのか、基準会場の設定等により実数に近くなるようにするのか等を検討した上で取り組むと良いでしょう。