屋上を活用した展示やイベントー特に普段公開されていない場所を用いる場合は、公園/公開空地で挙げている注意点に加えて様々な配慮やリスクマネジメントが必要になります。
まず、来場者はもちろん、持ち込み機材や備品の落下による事故が非常に怖いので、適正人数や混雑時の規制方法、会場レイアウトや機材・物品の固定方法、柵の安全性の確認等が重要になります。
次に、使用する建物の状況に合わせた挨拶まわりや誘導。通常は出入りしない人々が屋上へアクセスしますので、建物の入居者等に迷惑がかからないか。来場者に分かりやすく階段やエレベーターを案内できるか等をよく検討しましょう。
そして近隣への配慮や当日対策です。光や音、振動の影響が隣の建物だけでなく、反射や風向き等で思わぬ場所まで影響することがありますので内容に応じた挨拶まわりはもちろん、例えば音量の調整など、当日のクレームに対しても速やかに対応できるように準備しておくと良いでしょう。