新規性やインパクトのある取り組みを行うことには、必ずリスクが伴います。リスクを完全に排除することは難しくとも、あらかじめ洗い出しが可能なリスクを整理し、影響度や発生確率に応じて「回避」「転嫁」「軽減」といった対策をうつリスクマネジメントを行うことは可能です。
法規面のリスク整理
建築基準法、道路法、道路交通法、都市公園法、河川法、屋外広告物法、景観法、消防法、風営法、食品衛生法、環境法、旅行業法、知的財産権法、興行場法…等、取り組みに関連しそうな法律や条例があれば、行政窓口に問い合わせたり、専門家に相談したりしてみることで法令違反を回避すると共に、法令の背景にあるリスクについて検討する機会をつくることができます。
リスクの発生確率と影響度
発生確率や影響度がいずれも大きなリスクについては、予防対策、発生時対策のいずれも取り組むのが望ましいでしょう。逆に、いずれも小さなリスクについては、他の対策を優先して無視してしまう、という考え方もあります。
発生確率、影響度いずれかのみが大きいリスクについては、発生時対策のみ準備しておく、適宜判断するなど、優先順位をつけて対策に臨むのがリスクマネジメントです。