三島満願芸術祭と「まちにひらく」公共空間──市民の表現が都市と交わる場をつくる

序論 近年、地域の活性化や文化振興を目的とした芸術祭が各地で開催されている。芸術祭は単なる作品展示にとどまらず、地域固有の歴史や風土に根差し、住民や訪問者が新たな「出会い」を体験する公共空間としての役割を果たしている。 

「都市計画行政と文化行政の垣根を越えて~コンパクトシティ政策のその先へ~」

 本記事では、2025年3月に八戸市にて開催された、日本文化政策学会 第18回年次研究大会において開催された企画フォーラムの模様を伝える。本フォーラムでは、「都市計画行政と文化行政の垣根を越えて~コンパクトシティ政策のそ

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札幌都心のエリアマネジメントとThink School

 Think Schoolは、札幌駅前通まちづくり株式会社(以下、札幌駅前まち会社)による、アートとまちづくりを掛け合わせたプログラムである。本記事では、全国でも先駆的なこのスクールについて、カリキュラムの意図や、類似事

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サードプレイスとしての八戸市美術館とアートプログラム

 近年の美術館建築を見ると、無料で入場でき滞在もできる空間を広く設ける美術館が増加している。2004年に開館した美術館と交流館をミックスした金沢21世紀美術館は、その先駆的存在である。円型の美術館の外縁部を通り抜けること

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Placeとアートのよき関係についての思案はじめ

マチニワ

1. Placeとアートの関係 近年、中心市街地において生身の人間が出歩く、つまり歩行者の数を増やすことが、都市計画の潮流となりつつある。それは、自動車依存型の都市構造を改編し、歩きやすく!歩いて楽しい!都市空間を実現す

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